骨髄移植手術・激励ライブ |
マリアさんからの手紙 |
チャリティーコンサート 則子所長昨年の10月12日、11月23日の骨髄移植支援ライブに続いて、2月19日に手術が決まった白石さん・激励ライブが、雪の降る2月15日、沖縄料理店『チャンプルー街』に41人が集まって開かれました。1番目の登場は、地元関町のクラッシック一家・富士さんご夫妻。バイオリンとキーボードで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。2番手は『街』でギターを買った大滝さんが自作のジャズギターソロを披露。次に『チャンプルー街』のお客さん・金本さんがハーモニカでジャズを吹きました。 『チャンプルー街』の常連・板垣さん(養護学校職員)は、獅子舞ならぬ東北地方に伝わる虎舞をを客席の合間をぬって熱演。虎の後ろは娘さんのレナちゃんがつとめました。 そしていよいよ、マリアさんの登場。7曲を一気に唄い上げたマリアさんに、参加者から感動の嵐が起こりました。 さて夜になり第二部の開始。辻さん&李さんと、ベースの吉田さんによる白熱のライブがありました。『街』の新メンバーのスーさんは感激して「ブラボー!」を連発。 その後で恒例の「一人一芸大会」。直子さんは「叙情的反戦歌」の弾き語り、最近ギターを始めたフッ君の「漫談的ギター演奏」など夜遅くまで盛り上がりました。 それにしても『街』に集まる人達は、何て芸達者なのかしらん? そうそう、ハネやんの息子さんのユッ君も、プロの部で2曲唄いました。 この日、インフルエンザで熱がありながら「どうしても行って唄いたい!」といったマリアさん。自己紹介の時、「4年間拒み続けてきた結婚でしたが、今年の1月に結婚しました。これも『街』にかかわり、ここで唄わせてもらったおかげです」とマリアさんは語りました。 「もし生まれ変われるなら、また今の自分に生まれ変わりたい」と力の限り唄う彼女の姿に私は思いました。「あなた達、自分の生き方にもっと自信を持ちなさいよ!」そう突き付けられた気がします。 歌のあいだ、手術を受ける白石さんのために、激励の色紙が会場を回りました。一人一人、心のこもった言葉を書いていました。 今回もマリアさんの住む北区と関町の間を車で2往復運転してくれた板垣さん、行きの助手・金本さん、帰りの助手・ナベちゃん(ほっとすぺーす練馬)に感謝。また朝早くから沢山のゴチソウを作ってくれたハネやんに感謝! その他の参加者は、2週間の予定で『街』に労働実習に来ている洋平君(近くの養護学校の生徒)ご一家、偶然やってきた近くの共同作業所・Hotjobの職員の奥田さん、それに板垣さんファミリー6人と、『チャンプルー街』のサンデー夕食会の常連メンバーなどなど。 「今度は、白石さんと一緒に来ます」と約束をしてマリアさんは帰っていきました。 静枝さん(『街』メンバー)マリアさん、あなたの唄声は、底知れず、勇気づけるものです。感動・感激。私は久しぶりに感じました。私も、あなたに負けたくないです。一緒に、生きる喜びも教えてくれましたね。 ハマちゃん(『街』メンバー)初めてマリアさんに会った。白血病におかされて、体も細いし、目も不自由なのに、歌声を聴くと声量はあるし、歌詞もはっきりしていて、しかも歌唱力がある。 マリアさんの歌を聴いて、リカちゃんと二人で泣いてしまった。大変、感動しました。 トミー(『街』のメンバー)マリアさんは、目が見えないというハンディーを乗り越えて、友人の命を救いたいという姿勢に本当に感服しました。今回のライブも沢山の人が応援に来ました。マリアさんは前回以上に伸びのある・優しい歌声でした。 先月、結婚したとも事で、本当におめでとうございます。今後も、マリアさんに沢山の人々が集まるよう期待していますので、頑張って下さい。 イデさん(『街』メンバー)黒のドレスにサングラスのマリアさん。澄み切った声で、とても素晴らしかったです。「もし生まれ変われるなら、今の自分になりたい」これは病いになっても、自分を見失わず絶望もしない、という強い意志の表れだろう。 また今の自分自身に誇りを抱いてのことだろう。実に印象的な言葉である。 これを聞いた私は、自分の病いなど、ささいなことで悩むまいと思った。 最後に白石さんの手術が成功し、元気になって欲しい。またマリアさんも益々元気になって、また美声を聞きたい。 洋平君(『街』の体験実習生)マリアさんのライブは、マイクを使って、いい声でした。あまり上手だったので、ぼくは、おどってしまいました。とても、たのしかったです。ぼくはピアノがひけません。「ガラスの少年」(*注、ユッ君が唄った)は、つじさんが、えんそうしてくれました。 マリアさんが、けっこんしました。 あかはねのりこさんが、てんちょう(*注、ハネやんのこと)のてつだいをしていました。 徹ちゃん(E大学の講師)マリアさんが唄ったポケットビスケットの曲は随分、印象深かったです。普通、演歌的にベタベタになるところを、サラっと表現するのは、やはり相当の強さがないと、なかなか出来ないことでしょう。 奥田さん(Hotjob職員)その日、集まった人の中で、ひときわ目立つ黒いスーツ姿の女性がいた。その人が、マリアさんだった。彼女は唄った。 骨髄移植手術を受ける、愛する白石さんのために。 「もう一度生れても、自分であり続けたい」 何度も水を含みながら歌い続けるマリアさんの思いは、聞く私たちの心に響いた。 マリアさんの願いよ、届け! 直子さん(『街』スタッフ)今回のマリアさんは、一段と美しかった。前回は、マリアさんの歌に感動したけれど、心が切なくなってくる歌だった。一人で闘っているようなマリアさんがいて、切なかった。 今回のマリアさんは、幸せのオーラのようなものを感じさせた。心が、揺さぶられる感動は、何か前回と違う、安心できる・優しさと・幸せを感じさせてくれるものだった。 でも、みんな何を感じたのだろう。 愛とともに生きるマリアさんを見て、 そして、あのカコクな病いとの闘いで生きているのを見て、 その中でもう一度、この体と心で生まれ変わりたいと歌い上げるマリアさんを見て… 私たちは、もう一度、自分自身に問いかけよう |
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