骨髄移植手術・激励ライブ
マリアさんからの手紙

チャリティーコンサート
   『骨髄移植カンパ』にご協力下さった皆様へ

2月19日 骨髄移植 無事成功いたしました。!

現在、予断を許さない状態ではありますが、
第一段階は成功いたしました。

皆様からの支援金¥573,000円を
20日、白石さんのご親戚の方にお渡ししました。

これまでご協力いただきありがとうございました。

今後も白石さんの情報をメールでお知らせいたしますので
応援宜しくお願いいたします。

これからが本当に大変な時期です。

苦しいし、他の病気との合併なども考えられます。
マリアはこれからも、白石さんが病院を退院するまで応援するつもりです。

本当にご協力ありがとうございます。


則子所長

昨年の10月12日、11月23日の骨髄移植支援ライブに続いて、2月19日に手術が決まった白石さん・激励ライブが、雪の降る2月15日、沖縄料理店『チャンプルー街』に41人が集まって開かれました。

1番目の登場は、地元関町のクラッシック一家・富士さんご夫妻。バイオリンとキーボードで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。2番手は『街』でギターを買った大滝さんが自作のジャズギターソロを披露。次に『チャンプルー街』のお客さん・金本さんがハーモニカでジャズを吹きました。

 『チャンプルー街』の常連・板垣さん(養護学校職員)は、獅子舞ならぬ東北地方に伝わる虎舞をを客席の合間をぬって熱演。虎の後ろは娘さんのレナちゃんがつとめました。

そしていよいよ、マリアさんの登場。7曲を一気に唄い上げたマリアさんに、参加者から感動の嵐が起こりました。

さて夜になり第二部の開始。辻さん&李さんと、ベースの吉田さんによる白熱のライブがありました。『街』の新メンバーのスーさんは感激して「ブラボー!」を連発。

その後で恒例の「一人一芸大会」。直子さんは「叙情的反戦歌」の弾き語り、最近ギターを始めたフッ君の「漫談的ギター演奏」など夜遅くまで盛り上がりました。

それにしても『街』に集まる人達は、何て芸達者なのかしらん? そうそう、ハネやんの息子さんのユッ君も、プロの部で2曲唄いました。

この日、インフルエンザで熱がありながら「どうしても行って唄いたい!」といったマリアさん。自己紹介の時、「4年間拒み続けてきた結婚でしたが、今年の1月に結婚しました。これも『街』にかかわり、ここで唄わせてもらったおかげです」とマリアさんは語りました。

「もし生まれ変われるなら、また今の自分に生まれ変わりたい」と力の限り唄う彼女の姿に私は思いました。「あなた達、自分の生き方にもっと自信を持ちなさいよ!」そう突き付けられた気がします。

歌のあいだ、手術を受ける白石さんのために、激励の色紙が会場を回りました。一人一人、心のこもった言葉を書いていました。

今回もマリアさんの住む北区と関町の間を車で2往復運転してくれた板垣さん、行きの助手・金本さん、帰りの助手・ナベちゃん(ほっとすぺーす練馬)に感謝。また朝早くから沢山のゴチソウを作ってくれたハネやんに感謝!

その他の参加者は、2週間の予定で『街』に労働実習に来ている洋平君(近くの養護学校の生徒)ご一家、偶然やってきた近くの共同作業所・Hotjobの職員の奥田さん、それに板垣さんファミリー6人と、『チャンプルー街』のサンデー夕食会の常連メンバーなどなど。

「今度は、白石さんと一緒に来ます」と約束をしてマリアさんは帰っていきました。

静枝さん(『街』メンバー)

マリアさん、あなたの唄声は、底知れず、勇気づけるものです。感動・感激。
私は久しぶりに感じました。私も、あなたに負けたくないです。一緒に、生きる喜びも教えてくれましたね。

ハマちゃん(『街』メンバー)

初めてマリアさんに会った。
白血病におかされて、体も細いし、目も不自由なのに、歌声を聴くと声量はあるし、歌詞もはっきりしていて、しかも歌唱力がある。
マリアさんの歌を聴いて、リカちゃんと二人で泣いてしまった。大変、感動しました。

トミー(『街』のメンバー)

マリアさんは、目が見えないというハンディーを乗り越えて、友人の命を救いたいという姿勢に本当に感服しました。
今回のライブも沢山の人が応援に来ました。マリアさんは前回以上に伸びのある・優しい歌声でした。
先月、結婚したとも事で、本当におめでとうございます。今後も、マリアさんに沢山の人々が集まるよう期待していますので、頑張って下さい。

イデさん(『街』メンバー)

黒のドレスにサングラスのマリアさん。澄み切った声で、とても素晴らしかったです。「もし生まれ変われるなら、今の自分になりたい」
これは病いになっても、自分を見失わず絶望もしない、という強い意志の表れだろう。
また今の自分自身に誇りを抱いてのことだろう。実に印象的な言葉である。
これを聞いた私は、自分の病いなど、ささいなことで悩むまいと思った。
最後に白石さんの手術が成功し、元気になって欲しい。またマリアさんも益々元気になって、また美声を聞きたい。

洋平君(『街』の体験実習生)

マリアさんのライブは、マイクを使って、いい声でした。あまり上手だったので、ぼくは、おどってしまいました。とても、たのしかったです。

ぼくはピアノがひけません。「ガラスの少年」(*注、ユッ君が唄った)は、つじさんが、えんそうしてくれました。

マリアさんが、けっこんしました。

あかはねのりこさんが、てんちょう(*注、ハネやんのこと)のてつだいをしていました。

徹ちゃん(E大学の講師)

マリアさんが唄ったポケットビスケットの曲は随分、印象深かったです。
普通、演歌的にベタベタになるところを、サラっと表現するのは、やはり相当の強さがないと、なかなか出来ないことでしょう。

奥田さん(Hotjob職員)

その日、集まった人の中で、ひときわ目立つ黒いスーツ姿の女性がいた。その人が、マリアさんだった。
彼女は唄った。
骨髄移植手術を受ける、愛する白石さんのために。
「もう一度生れても、自分であり続けたい」
何度も水を含みながら歌い続けるマリアさんの思いは、聞く私たちの心に響いた。
マリアさんの願いよ、届け!


直子さん(『街』スタッフ)

今回のマリアさんは、一段と美しかった。
前回は、マリアさんの歌に感動したけれど、心が切なくなってくる歌だった。一人で闘っているようなマリアさんがいて、切なかった。

今回のマリアさんは、幸せのオーラのようなものを感じさせた。心が、揺さぶられる感動は、何か前回と違う、安心できる・優しさと・幸せを感じさせてくれるものだった。

でも、みんな何を感じたのだろう。

愛とともに生きるマリアさんを見て、
そして、あのカコクな病いとの闘いで生きているのを見て、
その中でもう一度、この体と心で生まれ変わりたいと歌い上げるマリアさんを見て…

私たちは、もう一度、自分自身に問いかけよう
私たちは、どうやって、生きていくのか、と!


次は 263号 です

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