週刊「街ニュース」
第283号(1998年7月29日発行)

 Mと申します。某短大で教員をしております。

実は『街』にて実習をさせていただいた当校の学生が非常に感銘を受けまして、

    「また『街』に行きたい!」
    「『街』の人に会いたい!」
    「『街』が忘れられない!」と申しております。

保健所の保健婦さんにも何かイベントの際にはボランティアをしますのでぜひ声をかけてほしいとお願いしてありますが、『街』の方でもし何かのボランティアをさせていただけるならうれしく思います。

私も非常に精神保健に関心を持っておりまして(以前は保健婦をしておりました)、皆さんがいきいき活動できる場、くつろぎの場としての『街』にぜひ行ってみたいと考えております。
ですから、学生はもちろん私もボランティアとして何らかの形で参加させていただけたら、と思います。

各々の時間の都合等でどのくらいのことができるかわかりませんが、できる範囲で何かさせていただきたいと思っています。

突然のメールで失礼いたしました。ぜひお返事をお待ちしております。

ハネやんの返事に答えて 

皆さんの「ボランティア」に対する考え方、とっても素敵だと思います。私も同感です。こう言っていただけると誰でも気軽に参加できますね。


> 「街」は、「オープンスペース」(地域の人に開かれた場)ですから、
> 地域の中にあるあらゆることを受け入れてます。
> だから、とっても変な共同作業所です。

この点もとてもすばらしいと思います。地域の中に溶け込み、開かれた場となっていること・・・どうしてそうなれたのか、とっても興味があります。

まだまだ作業所は隠れた場所にあったり、地域との交流が少なかったりするところがほとんどだと思うのです。ですから「街」がどのように発展してきたのか、ほんとに知りたいというのが私の本音です。そしてこのような場が他の地域でもどんどん増えることが願いです。

> ともかく、いつでも来て下さいね。
> 夜の『チャンプルー街』も面白いですよ。
> 毎週、日曜の午後5時から『チャンプルー街』で「サンデー夕食会」を
> やってます。8月2日は、海に行くので休みですが・・・

ありがとうございます。さっそく学生に声をかけてみます。行ける日が決まり次第ご連絡しま
すね。ただ、今夏休みなので学生がつかまるかどうか...もしかしたら私一人でお伺いするようになるかもしれません(^^;;

> おっとぉ・・もう、『チャンプルー街』の開店時間だ。
> 今後とも、宜しくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。お店、がんばってください!

 

ハネやんがやっているインターネットの当事者の掲示板で起きていることについて、Mさんに紹介しました。それについて、Mさんから再び、返事が来ました。  

震えるくらい感動しました

>「街」見学のコースからすると、北口にあるリサイクルショップ「オープンスペース街」に
>来て頂いて、それから「関町ケアネットワーク」「ステイ街」を見学するのが良いと思いま
>す。3時半からの終了ミーティングに参加していただいて、閉店の手伝いをした後で、沖
>縄料理店『チャンプルー街』へ・・・というのがいいでしょうね。

   了解しました。
地図で見ると「オープンスペース街」は武蔵関の駅からすぐのようですね。何時くらいに伺うとよいでしょう?

さて、Aさんのページを見させていただきました。7月23日からの皆さんの書き込みを全部読んで、私は震えるくらい感動しました。どなたかも書いていましたが、これはネット上だけのことでなく、本当に皆さんが現実的に行動をおこしてAさんを支えようとされたことに感動しました。皆さんの熱意、行動力はすばらしいです。(思わずAさんのページに書き込みしちゃいました(^^;;)

皆さんの言葉もすばらしく、これ以上私は何も言えないです。

それではまた。


先週から今週にかけて、何通かのEメール(パソコン等を使った手紙)が、「街」に届きました。同じ時に、「街」が共同管理している掲示板(インターネットを使って誰で書き込みのできる場所)や他の当事者の掲示板で、一人の女性がSOSを発信していた。

早速、このSOSに対して「街」がどうか関われるのかについて緊急ミーティングが開きメンバー一人一人が、自分の思っていることを、Aさんに文章を書いて送った。

同時に、あちこちの掲示板でも、Aさんの心の叫びを受け止めた多くの人たちが彼女に向けて熱いメッセージを送り続けた。それを読んでMさんが「私は震えるくらい感動しました」と掲示板に書きました。

<つづきは、次号にて> 

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