「ハート・ネット」テーマソング
一筋に流れる祈り
 作詞・作曲 稲川圭一(セブンス・ローズ)

窓の外の世界が あまりにも煩わしく 部屋に閉じこもり 死んだふりをしていた

何故ここに生まれ 何処へ向かうのか あれからもう幾年も 捜し続けている

雨が降っていた 時代の雨が 突き刺す恐さの  澱んだ雨が・・・ 

この国の空の 向こうの国では 貧困で子供達が お腹空かせて倒れてゆく

道端に落ちてる 干涸びた胡桃(くるみ)の皮を しゃぶりながら・・・

兵隊が捨てた 豚の骨に 可愛い子供達が 手を伸ばしている

こんなに胸を傷めても 誰一人救えないのは何故? せめて僕たちは心にきらめく  

滔々と流れる水を見つけよう それには今この命に すべからく感謝をしよう  

どんな屈辱でもいい 生きることに感謝するんだ 例え先が闇で 打ちひしがれても

生かされていることに 変わりはないから こんなに心を砕いても 何一つ伝わらないのは何故?


さあ 一筋の光で満ち溢れるまで 共に生きよう 孤独がさいなむなら 泣けばいい

愚かな命でも 涙の落ちてゆく場所は 命あるもの 皆同じだから

競い合うことで 悲惨な不幸が生まれた 報われぬ子供達も ミサイルも作り出した

どんな力も どんな言い訳さえも 「生きよう」とするその命を 奪うのは許せない

矛盾を打ち消す 恵みの想いよ 舞い上がれ この世界に花を咲かせて

こんなに空は青いのに そんなに涙を流すのは何故?


さあ 一筋の光で満ち溢れるまで 共に生きよう

孤独がさいなむなら 泣けばいい 愚かな命でも 涙の落ちてゆく場所は

命あるもの 皆同じだから 命あるもの 皆同じだから......

涙の行方は同じ場所だから


  

  前回の「難民救済チャリティー・ライブ」の時、「今度インターネット情報局『全国ハート・ネット』をオープンするので、テーマ・ソングを作ってくれない?」と稲川さんに頼んだ。あれから20日あまり。12月27日のライブの時に、突然彼がこの歌を唄いはじめた。僕は、涙が溢れ出て仕方がなかった。そして頬を伝わる嬉し涙は決して冷たいものではなく、人の心と同じように、温かいということを知った。


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